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2010年10月 アーカイブ

2010年10月20日 (水)

秋祭り 10月 神無月

「秋祭り」とは、9月から11月の秋季に行われる祭祀行事の総称である。
現代の秋祭りは主に神社で行われ、五穀豊穣をはじめ大漁追福、商売繁盛、
無病息災などの招福祈願や厄除け祈願をする。
また、これらの成就に感謝をして行われるもの、
年中行事が発展して行われるものなどさまざまな形がある。
それぞれの目的により、開催時期や内容は多種多様で、
地方や地域によっても異なっている。

神社の秋祭りは、五穀・酒・魚介類などの神饌(飲食物)を供えて神事を行い、
その後直会(なおらい※神酒の宴)を開くのが一般的である。

祭礼には、だんじり(氏神の化身)や神輿(神の乗り物)などの山車が奉納され、
町内を練り歩く神幸祭(神の行幸)が行われる。
氏子はそれをもてなす意味で、沿道などでいろいろな催しをする。
また境内では、神事から発展した神楽や田楽などの伝統芸能を奉納する地方もある。
秋祭りは「収穫祭り」ともいわれ、その起源は稲作が始まった
弥生時代のころではないかと考えられている。

農民が五穀(主に米)豊穣を感謝して神に祈る民俗信仰が、
後に収穫祭りの行事へと発展したものであるといわれている。
この行事を飛鳥時代、宮中の年中行事として取り入れたのが「新嘗祭」である。
新歴の11月に新米を神に供えて神恩に感謝する祭祀で、
現在も執り行われている稲作儀礼である。

奈良時代に入り、「八朔の節句」という早稲の収穫を祝う風習が各地に起こった。
氏子たちが初穂を神社に奉納して祝う祭りで、今日の秋祭りの原型だともいわれている。
秋祭りの時期になると、山・海・里の旬の食材も豊富になってくる。

これらを活かして作った伝統料理や、その地方に伝わる郷土料理などを食して、
秋の実りを祝いたいものである。

【和食文化の豆知識】
「てんぷら」について
油の揚げ物の製法は奈良時代に中国から伝わったが、油の生産が少なかったため、
広く普及することはなかった。
鎌倉時代になり、精進料理の揚げ物(精進揚げ)として、調理の技法が確立されていった。
16世紀の中ごろ、ポルトガルから鉄砲とともに伝来した南蛮料理から「てんぷら」の語源が
生まれたようだが、ほかにも諸説ある。
当時、油は貴重な資源であったため、てんぷらは高級品であった。
江戸時代に入り、油の生産が増大したことで、てんぷらは次第に江戸庶民の大衆料理として広まった。
当初は、江戸前の新鮮な魚介類を調理して串に刺し揚げたものを、
庶民の食べ物として「てんぷら屋」という屋台で売っていた。
店舗を構えるようになったのは幕末から明治初頭。大正時代には、
関東大震災で失職したてんぷらの料理人が各地に移り、江戸前のてんぷらを全国に広めた。
今日、世界中の人々に食されている「てんぷら」は、握りずしともども日本料理の定番である。